2019/05/16
自分の人生でお寺で修行をする日が来るとは思ってもいませんでした。
来る前は楽しみであり、やり遂げることができるかとても不安でした。
いざ修行が始まると、教えてくれる方は優しく丁寧に教えてくださり、
挨拶の作法では、無意識を意識することの大切さを教えていただきました。
また、更に動作に余裕を持たせることで、相手に誠意も伝わる事を教えていただきました。
つい急いでしまう事があるので、お客様の御案内時や、電話に出る時も、心に留め置き、丁寧な対応を心掛けていこうと思いました。
体力的に一番不安のあったお百度参りは、走り切りましたが、天気の都合で時間が短かったと聞き、やり遂げたと言えない気がしています。
滝行では、お百度参りで足が上がらず、ころびそうになったりしましたが、周りの方々に助けてもらいつつ、声を掛けてもらい、無事にたどり着く事ができました。
この時、一体感が生まれた様に感じました。
メインの滝行は二番目に入りましたが、入る前は滝を前に不安しか無く、やり遂げられるだろうかという気持ちでいっぱいでした。
いざ入ってみると、水は冷たかったですが、意外と平気で息もでき、
座る様言われた後も平気で出るタイミングがわかりませんでした。
そういう雑念もありましたが、寒いと思わず無心になれていたと思います。
上がった後は震えが止まりませんでしたが、滝から上がる際には、また周りの方々が「すべるから気をつけて」など声を掛けてくれ、また手を引いてくれて、とてもあたたかい気持ちになりました。
着替えて滝に戻った後も震えは止まりませんでしたが、応援で南無大師遍照金剛を唱え、まだ滝に入ってない方達を見守りました。皆、戸惑う事無く水に入って行き、真剣さが伝わってきました。
帰りも震えていましたが、皆で声を掛け合い、助け合いつつ戻り、半日体験の方達とも一体感を持てた様に感じました。
戻って時間を置いた後の三禮は、言葉と動作で、途中わからなくなりましたが、自分の立ち位置が仏様のほぼ正面で行う事が出来、体がついて行かず、途中でひざがくずれそうになりましたが、やり遂げる事が出来ました。こんなに汗をかいたのは本当に久しぶりでした。
今回、こんなにも貴重な体験をさせていただき、天光寺という新しい縁を結んでいただき、感謝致します。ありがとうございました。