2019/05/13
私は、この研修合宿に参加するまで、正直甘く見ていました。しかし本当に参加してみると一時間あぐらでお経を唱えたり、お百度参りをしたり、男性は滝行をしたりと、私が考えていたよりも、遙かに過酷でした。最初は「研修なのに、なぜ修行をしているのだろう。」と考えていましたが、住職さんの話を聞いたりしているうちに、ここでは入社してから必要なことを学んでいるのではなくて、生きていく上で大事なことを学んでいるんだと気付きました。
特に私が心に残った事は住職の法話です。最初はつまらなくて眠ってしまうのではないかと心配でしたが、そんなことは無用でした。「努力と知恵を使って生きる」という言葉に、私もそうやって生きれたら良いなと思いました。今まで死ぬほど努力をしたこともないし、知恵を使おうとも思ったことはありませんでした。何も考えないで生きるよりも、努力と知恵を使って生きる方がたいへんだし、エネルギーも必要になると思います。しかし、努力や知恵を使ったからこそ出せる結果もあるし、その時初めて人間として成長できるのかなと思いました。宗教のお話も、学校の授業より楽しかったので、素敵な知識が身に付きました。
二日間を終えて今感じることは、辛いこともたくさんあったし、我慢もたくさんしましたが、それを乗り越えた自分がいることに驚いています。途中で何度も帰りたいと思いましたが、それを乗り越えたからこそ今の達成感を味わうことができました。これから社会人になったら。辛いこともたくさんあると思います。そんな時はこの二日間を思い出して、励みにしたいです。
更に今回は研修合宿ということで、みんなと仲良くなる事も目的の一つでした。みんなで辛い事を乗り越えたからか、来たときよりも仲が深まった気がします。特に男性が滝行の時、女性は水に入らなくても、男性が滝行をしているとき、泣いて応援していました。男性もその声援に応えるように頑張っていたし、私はそのとき、このメンバーで入社できることをとても誇りに思いました。
私は今、社会に出たばかりで、右も左も分かりません。これから少しずつ本物の社会人になれるものだと思っています。しかし、社会人になったからと言って、全てが自分の力でどうにかなる訳ではありません。常に感謝の気持ちを持って生活していきたいと思いました。
企業研修 感想文|女性 商社